【看護学生必見!!】看護実習の攻略!

看護学生のひいらぎです!

今回は看護実習についてのお話です。2023年の2月に国家試験を終えて僕自身の看護学生での思い出を振り返りながら、みなさんにお伝えできるような実習でのアドバイスをお伝えできればいいと思っています。

看護師を目指すうえで避けて通れない道がいくつかあります。国家試験や卒業研究、就活や看護実習などです。この4つのイベントが僕にとっても比重が大きいですし、今思うとこの4つが大事だなと思っています。そしてこの4つのイベントの中で何が一番辛いのか、知人友人親戚の看護師や学生はだいたい実習が一番きついといいます。僕も実習の思い出はただしんどい。という記憶や思いが今も鮮明にありますし、もう2度と実習はしたくないと思います。しかも僕の場合、領域実習の単位を1つ落としてしまったので同じ領域の実習を2度受けています。もう2周目の実習だったので、1周目の実習と比較すると慣れているのかスムーズに実施していたと考えています。

目次_mokuzi

  • 実習についてのおさらい
  • 看護実習とは?ざっくり偏見解説
    • 看護師がどんな仕事をしているのかを見る(見学
    • この仕事でこの患者の病気を治すのにどんな理由があるのかを考えてみる(情報収集、アセスメント
    • じゃあ私が実際にやるならどうすればいいんだろう?とやり方を考えてみる(看護計画の作成
    • そのやり方でケアはできてたかな?ケアできなかったから次はこうしようとやってみる(看護計画の評価や修正
  • 他のQ&A
    • Q.実習は休んでも大丈夫?
      A.学校にもよるけど1日2日ぐらいなら多分問題ない
    • Q.実習緊張するけどどうしよう
      A.めっちゃわかる。まじでみんなそう。安心して
    • Q.実習で用意しておくものってある?大学の指定物品以外で
      A.プチナースのクイックノートやメモにメモすることをあらかじめ書いておくとかおすすめです

実習についてのおさらい

看護師になるための鬼門であり地獄であり洗礼である実習ですが、今一年生の方や実習前で実習がきついということはよく聞くけど実際の実習ってどんなものなのかは知らないという方等に向けた実習とは?ざっくり解説させていただきたいと思います。

看護実習とは?ざっくり偏見解説

看護実習(臨地実習)とは病院や診療所等の医療機関に引率先生に同行してもらって行く有料サブスク罰ゲームです。
ざっくりしすぎましたね。少し具体的伝えますね。

  1. 看護師がどんな仕事をしているのかを見る(見学
  2. この仕事でこの患者の病気を治すのにどんな理由があるのかを考えてみる(情報収集、アセスメント
  3. じゃあ私が実際にやるならどうすればいいんだろう?とやり方を考えてみる(看護計画の作成
  4. そのやり方でケアはできてたかな?ケアできなかったから次はこうしようとやってみる(看護計画の評価や修正

①看護師がどんな仕事をしているのかを見る(見学)

実習では一番最初に実習先の看護師から病院の概要や看護理念等の説明をうけて実習先の病院について学んだあと、病棟に入って一番最初にやることですね。見学やシャドーイングは実習が始まって一週間目に行うことが多く、二週間目以降になると見学とかは実習で馬鹿にできないくらい重要になってきます。

なぜ重要なのか、それはこのタイミングで病棟のどこにカルテがあるのか、どこに医療器具があるのかなどを教えてもらったり、ケアの方法を実際に見る機会になるからです。「ガーゼとってきてー」「いまから陰部洗浄するから、物品が準備できたら声かけてー」と言われます。その際、「あれガーゼどこにあるって言ってたっけ」「陰部洗浄のお湯ってどこから汲んできて…そもそも陰洗ボトルどこにあるんだ?!」「陰部洗浄見てたけどやり方覚えてないや…」となりケアをする前に躓いてしまいます。

別にそのたびに、「看護師さん、ガーゼってどこにあるんでしたっけ?」「陰部洗浄のやり方わからなくて…見学でもいいですか?」と聞いてみるのも問題ないんですが、実習の先生から見ると「初日に教えてもらっていたのになぜ場所がわからないのか」「メモをとっていなかったのか」と考えられ「この子は実習態度が悪いな」と判断され評価が下がる恐れもあります。

なので見学やシャドーイングは大事です。そしてメモはちゃんと取りましょう。

アルバイトでもメモや見学は大事なのでイメージしやすいと思います。

②この仕事でこの患者の病気を治すのにどんな理由があるのかを考えてみる(情報収集、アセスメント)

先ほどの①見学をしたあと、看護師がケアをやっているのを見てこの患者の病気を治す、また症状が軽快するために行ったケアの理由はなにかを考えます。また考える前にその患者の病気やどんな症状でどんなケアや治療を行っているのかをカルテで見たり、患者の病室に行って病室の環境や状況をみて情報を集めてみる情報収集を行います。そしてこの情報からケアの理由や目的を考えることをアセスメントといいます。

・例えば患者がベットから車いすに移乗するとき看護師が右側に立って支えていた。という場面を見学しているとします。

この患者の病気は何かな?とカルテを見ると右大腿骨頸部骨折と書かれている情報や、人工骨頭置換術という手術を行った情報、あとは患者は80代の女性だという情報がカルテから情報収集できます。また見学してるときに患者がふらついていたな。という観察から情報収集できますね。

この情報から、アセスメントしましょう。
80代の女性だったら骨粗鬆症でしかもふらついてたし、転んで骨折しやすいな。そういえばこの骨折の仕方って高齢者に多いパターンだったな。とアセスメントして、転んで右足を骨折したから右足が不安定だな。だから不安定な右足をカバーするために看護師が支えていたのか。それに支えてなくてまた転んだらまた骨折しちゃうし、頭を打ってしまったら頭で出血したりするかもしれないな!などかなーりざっくりですがアセスメントします。このアセスメントの内容や出来が実習の評価につながりますし、就職しても情報収集やアセスメントは必要なので頑張ってください!

また情報収集やアセスメントは、提出物の実習記録に書いていくので情報収集とアセスメントは実習の評価にもつながりとても大事になってきます!最低限でもD評価は取れるケースもありますが、評価が欲しい人は積極的に行いましょう。

③じゃあ私が実際にやるならどうすればいいんだろう?とやり方を考えてみる(看護計画の作成)

①②で見学して情報収集してアセスメントを行います。その後じゃあ私が実際にやるならどうすればいいんだろう?とやり方を考えてみます、これが看護計画の作成になります。

看護計画の実施ですが、1つ大事なことがあって、その看護計画がその患者と実習先の看護計画とそぐわないものになっていないかを考えましょう。極端な例だと、転んで骨折した患者への看護計画で脳の障害があるかどうかを確かめる看護計画を立ててみるとかですね。脳の障害があれば確かにそのケアは該当しますが、骨折してるのなら転ばないように患者の車いす移乗を安全に実施するなどの看護計画にするなどしましょう。

また看護計画に困った場合病院のカルテに書いていることを実施することが一番スムーズでかつ計画立案も比較的立てやすいです。またこの患者の看護計画何をするかまよったときはネットで検索したり、看護計画の本を買うもしくは借りて参考にする手もあります。

④そのやり方でケアはできてたかな?ケアできなかったから次はこうしようとやってみる(看護計画の評価や修正)

③を終えたのち、そのやり方でケアはできてたかな?ケアできなかったから次はこうしようと実施した看護計画の評価や修正を行います。

またこの評価では、患者を安全に車いすに移乗することはできたけど、車いすからベットに移乗する時がうまくいかなかった。という評価を行います。そしてベットに移乗するときにベットの高さを調整していなかったな等を反省して、次からは調整できるように患者の移乗にベットの高さを調整する習慣をつくるなどと計画を修正します。

以上、この①から④を行うことが看護実習となります。また②から④は実習記録に書くことが多いので実習の評価に大きく影響を及ぼしますので頑張っていきましょー。

他のQ&A

Q.実習は休んでも大丈夫?
A.学校にもよるけど1日2日ぐらいなら多分問題ない


実習はつらく、過酷でしんどいです。そのため、何かと体調不良で休む生徒も居ました。もちろんストレスや女性の場合生理不順等で寝込んでしまう人もいますし、仮病で休む学生もいました。しかし休んでも単位をとれた人がほとんどです。

逆に、休みすぎると授業態度が悪いという評価から落単リスクがあるので注意しましょう。実際僕の代では3日くらい休んでいた猛者もいましたが記録や実習態度が非常によく単位をとれた人もいましたが、その子以外で3日以上休んだ子はだいだい単位を落としていた記憶があります。また記録をやっていない、勉強が足りなくて単位を落とした子もいましたね。僕は記録が薄く、ろくに勉強もせず忘れ物を多発して実習の単位を落としました。

つまり、上記に該当しない場合や患者や看護師を殴ったりよほどのことをしない限り1日2日くらいは休んでも単位は問題ないかなと思います。しかし学校の基準や実習期間にも左右されるので同級生が何日まで休んでる生徒がいるのかを評価にするか、もしくは先輩から聞くという手段をとりましょう。

Q.実習緊張するけどどうしよう
A.めっちゃわかる。まじでみんなそう。安心して

実習ではまったく知らいない病院に連行され、看護師に朝の挨拶では無視され、初めて会う患者の前に連れてかれ会話を促され、ぜんぜんやったことのない血圧測定や問診、環境調整をしつつ、記録を書いたり、その日の報告会のカンファレンスを行うなど実習で様々なことを行います。

緊張しないわけないです。

つい先日まで大学で仲良く授業を受けて、遊びに行って、バイトに行って、飲みに行ってのキャンパスライフから一気に実習という地獄に螺旋状に落ちていきます。加えて実習の準備をいくら入念にしても緊張は消えることはありません。なので緊張してる友達と悩みを共有したりいつも通りの生活を行うなどして気分転換もとい現実逃避をおすすめします。

Q.実習で用意しておくものってある?大学の指定物品以外で
A.プチナースのクイックノートやメモにメモすることをあらかじめ書いておくとかおすすめです

メモにメモすることを書いておく。本末転倒の気がしますが何かと便利です。具体的にはバイタルサインの項目をメモしておくことですね。画像が荒いですが僕が使っていたプチナースさんのメモ帳のリンク張っておきます。これをコピーしてノートに張り付けるとバイタルサインの報告とかに使えて便利でした。

またまたプチナースさんの看護学生クイックノートもおすすめです。これはフルカラーで見やすく、そして絵がかわいいのでおすすめです。無骨なものよりかわいいほうが持ってていい気分になると思います。

また実習でわからないことがあればすぐ調べるのですが、大体の実習でスマホが禁止されていたりして休憩時間にしか調べることができません。またバイタルサイン測定で検査値に異常がないか、異常があればその理由がなにかを実習指導者に報告する必要があります。その際、バイタルサイン測定値や血液検査データの正常値がわかっていないと報告できません。あらかじめノートに正常値を記載しておく手段もありますが手間ですし、ノートは各領域ごとに没収あるいは廃棄されるケースが多いので毎回書く必要があります。

その手間を解決するがこのクイックノートです。実習服のポケットにすんなり入る大きさで扱いに困りませんし、教科書を持ち運びするよりはるかに軽量でいいです。またクイックノートには検査値の正常値や医療用語の意味や略語(例:DM→糖尿病、VS→バイタルサイン)が記載されており、病院カンファレンスで看護師が意味の分からない略語を使っていてもすぐにわかります。近くの書店の医療コーナーに売っているので手に取ってみてわかりやすかったら買ってみればいいと思います。

またこのクイックノートでは各領域のクイックノートもありますので余力があれば購入してはどうでしょうか。全シリーズ買うなら友達で割り勘して共有したりする手もありますのでご参考ください。僕は全シリーズ買って後悔はしていません。また終わればメルカリで売っても問題ありませんのでおすすめです。

以上参考になればうれしいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました